糖尿病対策のキャットフードはどんなものがある?
人間にとっても重篤な病気である糖尿病。実は猫も糖尿病になることがわかっています。猫は肉食動物なため、血糖値が下がりにくい体質であることが原因ではないかといわれていますが、発見が遅れてしまうと死に至ることもある恐ろしい病気です。
愛猫の健康を守るためにも、糖尿病にならないための食事、なってしまったときの食事について知っておく必要があります。
愛猫の糖尿病を予防するには
猫にとって糖尿病は死に直結することもある病気です。そのため、糖尿病を予防する専用のフードというのも販売されています。
血糖値の上昇を穏やかにする効果があるもので、でんぷんの含有量が調整されています。とはいえ、糖尿病になる確率の高い猫以外にはそれほど意識して与える必要はないでしょう。
それよりも気にしておきたいのが猫の肥満です。肥満は糖尿病にも繋がる原因となりますので、肥満の傾向がある猫には専用のフードを与えたり、フードの量を調整してあげる必要があります。
糖尿病になってしまった場合のフードは?
どれだけ気を付けていても、人間と同様に糖尿病を発症してしまう猫はいます。もし糖尿病になってしまったときは、どういったフードを与えてあげるがよいのでしょうか?
愛猫が糖尿病になってしまった場合は、糖尿病用の療法食を与えてあげましょう。
糖尿病の場合、猫の身体の状態にもよりますが大きく分けて、
- 高たんぱくのもの
- 減量を目的としたもの
以上の二種類に分けられます。
糖尿病のときは低糖な状態を保たなければなりません。炭水化物など糖質が多いものは避ける必要があり、その代わりとして高たんぱく質のものを選んであげるようにしましょう。
また明らかな肥満が疑われる場合は、低カロリーの減量食を与えてあげる必要があります。一口に糖尿病といっても、原因はさまざまありますので、まずは獣医に相談して原因を把握することが大切です。
糖尿病は悪化すると食事療法とインスリンによる治療となります。猫にとっても辛い治療ですので、飼い主さんがしっかりと予防に努めてあげるようにしましょう。