セミモイストタイプのキャットフードとは

キャットフードでも認知されているドライフードとウェットフード。その間に位置しているのがセミモイストタイプのフードです。
あまり聞き慣れないキャットフードですが、その他のフードと同じくらい流通している種類です。セミモイストフードとはどんなキャットフードなのでしょうか？

セミモイストタイプのフードは水分量が20～40％ほどのもののことを指します。ドライフードの水分量が10％以下、ウェットフードの水分量が80％以上であることを考えると、どちらかというとドライフードに近しいフードであることがわかります。
缶詰やパウチとして販売されており、香りや味わい深いことから好む猫が多いでしょう。また歯ごたえもあることから猫にも人気のフードです。
ドライフードを少し水にひたしたような感触が特徴です。

ドライフードでは配合できない栄養素が含まれていることも多く、商品によっては栄養をたくさん摂取することができます。骨や筋肉の成長をサポートするものもありますので、成長が必要な子猫にもおすすめのフードです。

セミモイストフードとはいえ、水分量はウェットフードほどありません。そのためドライフードと同様に水を一緒に与えてあげる必要があります。
もしくはウェットタイプのフードを混ぜてあげたり、一緒にあげることで、水分不足を防ぐことができるでしょう。

セミモイストタイプはドライフードに近いとはいえ、水分を含んでいるもの。そのため保管には注意が必要です。一度開封したものはなるべくその日のうちに食べきってしまうようにしましょう。
もし一度で全部食べ切れない場合は、密閉した状態で保管してあげることが重要です。空気に触れると酸化して味が落ちてしまったり、腐ってしまうこともあるのでよく確認してから猫に与えてあげてください。
セミモイストタイプはうまく使えば猫の栄養補給に十分な役割を果たすことができます。正しい方法と分量で飼い主さんが管理してあげるとよいですね。