心臓病の猫に必要なキャットフードとは?

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猫にも人間と同様に心臓病があります。命に直接関わる臓器ですので、病気の進行によっては死に直結してしまう恐ろしい病気でもあります。猫の心臓病は無症状なまま進むことが多く、飼い主さんが気が付かないこともあります。
猫の心臓病の見分けかたと、心臓病の猫に必要なキャットフードについてご紹介していきましょう。

心臓病の猫の症状

猫の心臓はもちろん人間よりも小さいため、病気になることで猫ならではの特徴が現れます。以下のような症状が出たら心臓病を疑いましょう。

  • 運動量が減る
  • 食欲が減る
  • 急に体重が減る

特にいつも走り回っていた猫が急に走らなくなったり、すぐに息切れしたりといった症状がみられる場合、心臓病である確率が高いです。
猫の心臓病に気が付くためには常日頃、愛猫について観察しておくことが大切です。

心臓病の猫に必要なキャットフード

心臓病の猫にとって必要なキャットフードとして以下のようなものがあります。

  • 塩分量が少ないもの
  • タウリンが含まれているもの

特に心臓への負担を下げるためにも、塩分が多いフードは与えてはいけません。人間の食事をあげているという飼い主さんも多いと思いますが、人間の食事は猫にとってとても塩分量の多いもの。
もちろん心臓病になった猫に与えるのはNGですが、心臓病を予防するためにも日頃から人間の食事をあげるクセはやめておいた方がよいといえます。
またタウリンが含まれているフードは、心筋細胞の機能を良くする効果があります。猫の体内では生成されることのない栄養素ですので、フードによって与えてあげる必要があります。
そういった要素を兼ねることができるのが、心臓病用の療養食です。病院で診察を受けて心臓病の疑いがあると診断されると処方してもらえることが多く、効果も高いものになります。
とはいえ、療法食に変えるとフードを食べなくなるといった猫もいます。そういった場合は、心臓病に悪い栄養素の入っていない一般食を少し混ぜてあげたり、いつものキャットフードを添えてあげると良いでしょう。
猫にとって重病である心臓病。予防や進行を妨げるためにも飼い主さんがしっかりとフードケアを行ってあげるようにしましょう。